社会科の勉強がグッと楽しくなる!~全体像をつかむ学習法~2025/09/12
社会の勉強は覚えることが多くて大変… ________________________________________
●「川はどこから流れ、どこで人々の生活や産業に影響しているのか」 ●「山脈は気候や農作物の分布にどう関係しているか」 こうして視覚化することで、単なる暗記よりも記憶に残りやすくなります。また、地図帳や資料集を使って、自分でまとめると理解が深まります。テスト直前に「どこに何があるか」を思い出すとき、頭の中で地図が描けるようになることが理想です。 ここまで読んでいただいてわかるように、地図帳や資料集ってとても大事なのです。地図をパッと見たら位置関係がわかるし、細かくみればどこがどのような地形かもわかります。日本だけではなく、世界中の国々の地形や産業がわかります。 私は地図帳を見ているのが大好きな小学生でした。世界中の国や国旗、首都を覚えては家族で問題を出し合っていました。いろいろな発見があって本当におもしろいです。皆さんもぜひ地図帳や資料集を開いてみてください。 ________________________________________ 歴史編:物語の流れで覚える
●政治や経済の変化 ●文化や生活の様子 ●戦争や条約の結果 これらを「物語」として捉えていきます。全部まとめて物語にするのは大変なので、ある事柄に絞るのがおすすめです。
例えば土地制度にフォーカスして物語にするとこうなります。 大化の改新(645年) 「公地・公民の方針」 ↓ 大宝律令(701年) 「班田収授法を制度化し6歳以上の男女に口分田を与えて納税の義務を課す」 ↓ 「口分田を捨てて逃げ、勝手に開墾する人々が増える」 ↓ 三世一身法(723年) 「開墾から3代まで土地の所有を認める」 ↓ 墾田永年私財法(743年) 開墾したら永久に土地の所有を認める」 ↓ 土地を所有する人が権力を持つようになり、律令制が機能不全に ↓ 土地の所有をめぐって争いが起こるようになり、自衛のために武装するように ↓ 武士の台頭・鎌倉幕府成立
このように流れや全体像を意識すると、単なる暗記ではなく物語としての理解につながります。細かい年号も、流れの中で覚えると忘れにくくなります。 ________________________________________ 公民編:理由とつながりを意識する
●図解で整理する:制度の流れや権限の関係を図でまとめる ●事例で考える:ニュースや身近な出来事を結び付ける こうした工夫をすることで覚えやすくなります。また、家族や友人などと政治や経済について話をすることもおすすめです。公民を学習する前はニュースを見ていても何を言っているかわからなかったのが、「衆議院」「参議院」「所得税」「法人税」など用語を知ると、覚えたものから順に聞こえるようになってきます。そうです、知っているものは聞こえるのです。これ、英語のリスニングもそうです。覚えた用語について実際に話をする、つまりアウトプットをすることで理解と定着を深められ、それらは生きた知識に変わるのです。 ________________________________________ 練習方法:理解→整理→確認
________________________________________ まとめ 社会の勉強は暗記だけではなく、「理解して整理すること」が効率アップのカギです。 ●地理は位置や流れを視覚化 ●歴史は出来事の物語の流れを意識 ●公民は制度の理由や社会とのつながりを考える 全体像をつかんでから細部を覚えると、知識が頭の中で整理されます。テストでの得点アップにもつながりますので、少しずつでも今日から取り入れて、社会を得意科目に変えていきましょう!
おまけ 私は高校で日本史を選択しました。とても好きな教科だったので熱心に勉強しました。同じ先生が2年間日本史の担当で、その先生の授業は板書も話もわかりやすくて好きだったのですが、その先生は強烈な「仏像オタク」でした。当然定期テストにも仏像の問題がたくさん出るんです。仏像の写真を見て仏像の名前だけではなく「いつの時代」「どのお寺」「どの建物にある」「どの種類の木のどの方法で作られた」ということまで答えなければなりませんでした。この先生のおかげで、私も少しの間だけ「仏像オタク」でした。
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