大学入学共通テストまで1ヶ月|今から点を伸ばす人がやっていること
2025/12/17

大学入学共通テストまで、いよいよ残り1ヶ月となりました。
この時期になると、受験生本人からも、保護者の方からも、
「もう新しいことはやらない方がいいですか?」
「今からでもできることはありますか?」
「どんな声かけをしたらいいですか?」
という質問をよく受けます。
結論から言えば、できることはたくさんあるし、まだまだ点数も伸ばせます。
1ヶ月は短いようで、やり方次第で十分に差がつく期間です。
ただし、この時期の勉強で大切なのは、「がむしゃらに量をこなすこと」ではありません。
あなたはどっち?自分のタイプを見極めよう
共通テスト1ヶ月前の勉強法は、実は全員に同じ方法が当てはまるわけではありません。
これまでの学習状況や得意・不得意によって、効果的な取り組み方は変わります。
ここでは、大きく分けて 2つのタイプ を紹介します。
まずは「自分はどちらに近いか」を意識しながら読んでみてください。
【タイプ①】復習を増やすことで点が伸びる人
このタイプの特徴
●過去問を一通り終えている
●知識はあるのに、点数が安定しない
●ケアレスミスや思い込みによる失点が多い
このタイプの受験生は、「やってきたはずなのに、なぜか点が伸びない」と感じやすい傾向があります。
原因は、知識不足ではなく、整理不足・確認不足であることがほとんどです。
おすすめの勉強配分
●新しいこと:0〜1割
●復習:7割
●実戦演習(過去問・予想問題):2〜3割
ポイントは、「解ける問題を確実に取る力」を仕上げること。
間違えた問題について、
●なぜ間違えたのか
●次はどうすれば防げるのか
を言葉で説明できるところまで、丁寧に振り返ることが大切です。
実際に言葉にして書いたものを、誰かに見てもらうこともおすすめです。
【タイプ②】実戦演習を増やした方がよい人
このタイプの特徴
●時間切れが起きやすい
●本番形式だと点数が下がる
●問題文を読むのに時間がかかる
このタイプは、知識以前に共通テスト特有の形式や時間感覚に慣れ切れていない場合が多いです。
おすすめの勉強配分
●新しいこと:0〜1割
●復習:5〜6割
●実戦演習(過去問・予想問題):3〜4割
ここで大切なのは、ただ解く回数を増やすことではありません。
時間を測り、本番を想定して解き、
その後に
●どこで時間を使いすぎたか
●取るべき問題は取れていたか
を必ず振り返ること。
演習と復習は、必ずセットで行いましょう。
どちらのタイプでも共通して大切なこと
タイプが違っても、1ヶ月前に全員に共通して言えることがあります。
●新しい教材には手を出さない
●生活リズムを崩さない
●本番当日の流れを意識する
この時期は、「できない問題をなくす」よりも、
「できる問題を落とさない」ことの方が、点数につながります。
苦手克服に時間をかけず、得意を伸ばすことが大切です。
保護者の方へ
1ヶ月前は、受験生本人が一番不安を感じやすい時期です。
もちろん、保護者の方も緊張されていると思います。
そんなとき、「大丈夫?」という漠然とした声かけは効果的ではありません。
「同じこと何回も言わないで」と反感を買ったり、
「大丈夫に見えていないのかな?」と不安にさせてしまったりすることもあります。
「今やっていることを信じているよ」
「できることがあったら言ってね」
「軽く何か食べる?」
そんな言葉のほうが、子どもを落ち着かせます。
「お風呂わいているよ」
「デザートあるよ」
こんな風に、いつも通りに接してあげてください。
焦らせない環境づくりが、何よりのサポートです。
まとめ
共通テストまで残り1ヶ月。
「今、自分がやるべきこと」を見極めて実践した人から、どんどん点が伸びていきます。
復習により一層力を入れるのか、
実戦形式に慣れる時間を増やすのか。
どちらを選ぶにしても、目的を持って取り組むことで、勉強の質は大きく変わります。
この1ヶ月は、不安と向き合いながらも、
これまで積み重ねてきた努力を「点数」という形に変えていく時間です。
「自分はできる」
そう信じて、今日やるべきことをしっかり積み重ねていきましょう。
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