2025/07/04
~伸びる人の共通点~
7月に入り、パレットではいよいよ夏期講習が始まりました!
「この夏、どう勉強したらいいんだろう?」と不安を感じている人もいれば、
「とにかくた頑張るぞ!」と気合い十分な人もいますね。
みなさん、まず立ち止まって、自分にこう問いかけてみてください。
「この夏、私はどこを強化すべきだろうか?」
これを意識できるかどうかで、夏の学びの質が大きく変わってきます。
「強化ポイント」は人それぞれ
夏期講習というと、
「英語と数学の基礎を固めましょう」とか「全教科まんべんなくやりましょう」といった”王道プラン”を想像する人も多いと思います。もちろん、それが必要な人もたくさんいます。
しかし、本当は必要な勉強は一人ひとりまったく違います。
たとえば──
・志望校の過去問を見ると、国語の記述力が必要そうだ
・数学の関数の単元だけが極端にできていない
・理社の基礎があいまいで、得点が安定しない
・勉強の習慣がそもそも身についていない
このように、「今の自分の状態」を正確に把握できれば、
「どこを強化するべきか」も自ずと見えてきます。
パレットでは、夏期講習前に必ず面談を行い、一人ひとりの課題を一緒に整理するところからスタートします。“王道プラン”をご提案するときも、何を強化したいかを教科ごとに必ずお伝えします。
なんとなく「全部頑張る」ではなく、「ここを強化する」と明確に決めたほうが、計画を立てやすく勉強も進めやすくなります。
伸びる人の特徴①:目標がある
成績が伸びる人の共通点のひとつは、「目的意識」があることです。
たとえば、
「9月のテストで社会の点数を10点アップさせたい」
「模試で志望校の合格判定をBやAにしたい」
「英語の長文が読めるようになりたい」
このように、具体的な目標を持って取り組む人は、学習の濃度が違います。
一方で、「とにかくたくさん勉強しよう」という漠然とした気持ちだけでは、途中でモチベーションが下がってしまったり、本当に必要な勉強ができずに時間ばかりが過ぎてしまったりします。
目的を持ち、具体的な計画を立てて実行すると、達成感も得られやすくなります。だからこそ、講習が始まる前に「自分は何を目指すのか」を決めておくことが大切なのです。
伸びる人の特徴②:弱点を隠さない
前回のコラムでも述べましたが、成績が伸び悩んでしまう人の多くは、自分の「苦手」から目をそらしてしまう傾向があります。苦手な単元や科目に手をつけるのは、「どうせやってもわからない」という気持ちが先行して、たしかに気が重いですね。しかし、そこを避け続けていては目標達成に近づけません。
「私はここが苦手なんだよな」と素直に自分を認めてあげましょう。できるかできないかはやってみないとわかりません。「どうすればできるようになるか」を一緒に考えましょう。いつでも相談してくださいね。
講習の時間は限られています。得意なところを伸ばすのも大事ですし、弱点を少しでも克服することが、点数アップにつながる近道になることもあります。
できないことは恥ずかしいことではありませんし、パレットではどの生徒さんにもそう言います。“聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥”ということわざが私は好きです。「今ここで気づけてよかった」と言えるような時間にしていきましょう。
伸びる人の特徴③:学び方に柔軟さがある
もうひとつの特徴は、「学び方に柔軟さがある」ことです。
たとえば、
・ひとつの解き方にこだわらず違う方法を試してみる
・ノートの書き方を工夫してみる
・先生や友達の方法やアドバイスを取り入れてみる
こうした“試行錯誤”を楽しめる人は、成績も伸びやすい傾向があります。「自分にはこのやり方しかない」と思い込まず、いろいろな方法を試してみるのも良いでしょう。よりよい勉強スタイルきっと見つかるはずです。
この夏、自分の「強化ポイント」を考えてみよう
夏期講習の本当の目的は、「たくさん勉強すること」ではありません。
「自分にとって何が必要か」を考え、「そこに集中して取り組む」ことこそが、夏の最大の学びです。その結果たくさん勉強できたなら、あなたは夏を制したと言えるでしょう。
この夏、あなたはどこを強化しますか?
・苦手な単元の克服
・これまでの総復習
・模試での得点力アップ
・学習習慣の確立
一人ひとりに、それぞれの答えがあります。パレットは、それを一緒に見つけ、形にしていくサポーターでありたいと考えています。
まだまだ時間はあります。焦る必要はありません。
この夏を「未来につなげる時間」にするために、今、自分と向き合ってみませんか?