2025/07/18
いよいよ夏休みですね。夏期講習ですね。
受験生の皆さんは天王山、体調管理もしっかりしながら学習を進めましょう。
まだ受験生ではない子どもたちにとっては、1年の中でも特別な期間です。家族旅行やお祭り、プール、部活、趣味の時間…わくわくするような予定がたくさんあることでしょう。
一方で、保護者の方からは「夏休みの勉強、どうしたらいいですか?」「うちの子、遊んでばかりで…」というご相談をよくいただきます。確かに長い休みだからこそ、学習面の心配も出てきますね。
そこで今回は、「勉強と遊びのバランス」について一緒に考えてみたいと思います。
なぜバランスが大切なの?
「夏休み=遊びたい!」という気持ちは、子どもにとってごく自然なことです。友だちと過ごしたり、家族と出かけたり、普段できないことにチャレンジしたりすることも、大切な経験であり学びの一部でもあります。
だからと言って、もし遊びだけに時間を使ってしまえば、これまで築いてきた学習習慣が崩れてしまうかもしれません。夏休み明けに「あれ?こんなに忘れてしまった?」と焦るケースも少なくありません。
逆に、「とにかく勉強!」と詰め込みすぎても気持ちがついてこず、反発や疲れにつながってしまうこともあります。勉強嫌いになってしまっては元も子もありません。
だからこそ、勉強も遊びもどちらも大切にしながら「バランスよく過ごす」ことが、この夏の大事なテーマなのです。
バランスの取り方、3つのヒント
では、具体的にどうしたら「勉強と遊びのバランス」が取れるのでしょうか?
ここでは、ご家庭でもできる工夫を3つご紹介します。
ヒント① 時間を意識し、短時間でも毎日やろう
「午前中は勉強、午後は遊び」と時間帯で分けたり、「午前10時から11時まではワークを1ページ」のように決めたりして、時間を明確に区切ると効果的です。
「いつでもいいよ」とすると後回しになりがちですが、やる時間が決まっていれば取り組みやすくなります。自己管理に必要な「時計を見る」「時間を意識する」という習慣も身に付くので一石二鳥です。
また、長時間の学習よりも「毎日決まった時間に机に向かう」という習慣のほうが大切です。毎日の積み重ねは、その後の学習や進路選びの大きな力になります。15分でも30分でも、少しずつ続けることが夏休み中の成長のポイントです。
ヒント② やるべきことを「見える化」しよう
夏休みの勉強でつまずきやすいのが、「何をやればいいか分からない」「気づいたら夏休みが終わっていた」というパターンです。これまでの復習やこれからの予習、夏休みの宿題や課題、受験勉強などやるべきことが多いですね。
そこで、まずは学校の宿題、自分が苦手な単元、仕上げたい問題集などをリストアップしましょう。そして、迷わず動けるようにそれらを手帳やスマホのカレンダーなどに落とし込みましょう。ToDoリストも活用して「今日やること」や「やり遂げたこと」が目に見えるようにすれば、達成感も得られてモチベーションが続きやすくなります。
「一人では計画を立てられない」
「こんな感じの計画でいいのかな?」
そのような皆さんをサポートいたします。
ぜひパレットにご相談ください。
ヒント③ 「自分の未来」に目を向けてみよう
「なぜ勉強しなきゃいけないの?」
「この勉強は何の役に立つの?」
よく耳にしますし、実は今日も生徒さんとこの話をしました。
「受験に必要だから」
「提出しないと学校の成績が落ちる」
このように気持ちで、ただ目の前の課題をこなすだけではやる気も出ませんね。
そのようなときは、ぜひ“将来の自分”に目を向けてみてほしいのです。高校生や大学生になったらどのような学校生活を送りたいか、どのようなことを学びたいか、部活やサークルでは何をしてみたいかなどを想像してみてください。ワクワクしませんか?具体的な進路までは決まっていなくても、ほんの少し先の未来を思い描くだけで、今の勉強に意味を見出せることがあります。
大人もそうですが、「自分で考えて選んだこと」には力が入るものです。そして、不思議とその先のことまで考えが及ぶときもあります。この夏休み、ご家族で「未来の話」をしてみるのもよいのではないでしょうか。
おわりに
“バランスよく過ごす”って、大人でもなかなか難しいことです。
しかし、だからこそ夏休みは「自分で時間を使う力」を育てるチャンスでもあります。
すべての時間を完璧に管理する必要はありません。うまくいかない日があっても大丈夫です。少しずつ調整して、「自分らしい夏のペース」を見つけていけるといいですね。
パレットも、子どもたち一人ひとりの夏を実りあるものにできるよう全力でサポートしていきます。勉強も遊びも、どちらも思いきり楽しんで、身体も頭も心も大きく成長する夏になりますように。
おまけ
私も仕事では手帳とTo Doリストが欠かせません。紙の手帳を使い続けて〇〇年、電源も充電も必要ない、アップデートのために待たされる時間がない紙の手帳は、私にとってこれまでもこれからも良き相棒です。