2025/08/21
テスト前の「あと1週間」がカギ
長かった夏休みももうすぐ終わりですね。さあ、定期テストがやってきます。特に9月のテストは「夏休みにどれだけ復習できたか」がそのまま結果に表れる大切なテストです。だからこそ、テストの1週間前に焦って勉強時間を増やすよりも、効率よく得点につなげる工夫が重要です。
優先順位をつけて取り組む
直前期は、全部を完璧にやろうとすると時間が足りなくなります。そこで大切なのは、次の3つの優先順位を意識することです。
1.学校ワークや配布プリントの仕上げ
定期テストは学校の教材から多く出題されます。提出用ワークや配布プリントを解き、答え合わせをし、間違えた問題の解き直しまでした状態に仕上げることが最優先です。
2.苦手単元の確認
模試や宿題で間違えた問題を再チェックしましょう。短時間で弱点補強ができることもあります。
3.暗記科目の追い込み
英単語、漢字、理社の用語など、コツコツ覚えてきたものを直前に見直すことで点数につなげます。
時間の使い方を工夫する
テスト直前は、勉強時間の量だけでなく「どの時間に何をするか」も大切です。
●朝や登校前:英単語・漢字・社会の用語など短時間でできる暗記系や音読
●放課後や夜:数学や英語長文など集中力を要するもの
●寝る前:暗記の再チェック
スキマ時間を上手に使うことで、1日の合計勉強量が大きく変わります。
「解き直し」で点数アップ
直前期に最も効果的なのが「間違えた問題のやり直し」です。
ワークをただ解くだけでは不十分で、「間違えた→解説を読む→解き直す→自力で正解できるまで繰り返す」という流れが効果的な勉強法です。テスト前は「新しい問題集に手を出す」より、「できなかった問題をできるようにする」ことと、ミスを減らすために「できる問題を確実に定着させること」を徹底しましょう。問題集を3周以上繰り返すのがおすすめです。
心身を整えて
テスト直前は「焦り」や「不安」で気持ちが乱れがちです。集中して勉強できるよう心と体を整えることも大切です。
●今日はこれをやる!と決めて小さな達成感を積み重ねる
●遅くまで勉強しすぎず、睡眠時間をしっかり確保する
●前向きな言葉を使うようにする
これだけでも結果は大きく変わります。自分を励まし、自分を認めながら一歩一歩進んでいきましょう。眠気は集中力を削ぎパフォーマンスを落とすだけです。昼寝のしすぎも夜の睡眠の妨げになるので注意しましょう。
保護者のサポートのヒント
お子さんが実力を発揮できるように、テストの直前は保護者の方のこのようなサポートが効果的です。
●前向きな声かけを心がける
●干渉しすぎない
●栄養のある食事や生活リズムの調整をサポートする
「家族が応援してくれている」という実感があると、お子さんのやる気はぐっと高まります。
それから、食事にお野菜やお魚を意識して取り入れてみてください。
まとめ
定期テストの直前の1週間は、努力を結果につなげる最も大切な時期です。効果的な学習をすればするほど点数は伸びていきます。面倒になったり、苦しくなったりすることもあるでしょう。しかし、最後までやり切った経験は次のテストや受験勉強への自信にもなります。テスト当日に力を出せるよう、しっかり準備をして臨みましょう。