なぜ中1英語は急に難しく感じるのか

個別指導Palette 塾長 佐藤真由美のプロフィール写真
この記事を書いた人
中学・高校・大学受験にも強い塾【個別指導Palette】
塾長 佐藤 真由美
経歴
  • 大手個別指導塾の教室長を経て現在は個別指導Paletteの塾長
  • 戸部エリアで18年の指導経験。学習指導・進路指導は約20年
中学1年生の英語学習。be動詞・一般動詞・三人称など英語のつまずきやすいポイントを解説するコラム

「小学校のときは英語が好きだったのに、中学校に入ったら難しくなった。」

中学1年生を指導していると、毎年のように聞く言葉です。

小学校で英語が教科化されて6年。小学生のうちから英語に親しむ機会は増えました。しかし、中学校に入ると英語の学習内容は大きく変わります。

もちろん、覚えなければならない単語も増えます。

英語は暗記が必要な教科です。

ただ、生徒たちを見ていると、英語が苦手になる原因は単語だけではないと感じます。

中学英語では、単語を覚えることに加えて、「英語の仕組み」を理解することも求められるからです。

その一例として、授業でよく見かける間違いがあります。

中1英語でよく見かける間違い

例えば、こんな英文があります。

Are you play tennis?

中学1年生でよく見かける間違いです。

正しくは、

Do you play tennis?

です。

では、なぜこのような間違いが起きるのでしょうか。

単語を知らないからではありません。

playもtennisも知っている生徒はたくさんいます。

問題は、「be動詞の文」と「一般動詞の文」の違いを整理できていないことです。

英語が得意な生徒は、新しい英文を習ったときに、

「これはbe動詞の文だな」

「これは一般動詞の文だな」

と整理しながら学習しています。

一方で、苦手な生徒は英文を一つひとつ別々に覚えようとします。

その結果、

「疑問文だから前に何かつける」

という考え方になり、

Are you play tennis?

のような英文ができてしまうのです。

be動詞と一般動詞は英語の土台

中学1年生の最初に学ぶ内容の一つが、be動詞と一般動詞です。

be動詞は、

「私は元気です」

「あなたは中学生です」

「おじさんは横浜にいます」

「花はきれいです」

のように、人や物の状態や様子を表すときに使います。

一方、一般動詞は、

「勉強する」

「食べる」

「行く」

「話す」

などの動作を表します。

英語の先生や塾の先生は、

「まずbe動詞と一般動詞を区別しよう」

とよく言います。

なぜなら、その後に学ぶ否定文や疑問文、応答文のほとんどが、この区別を土台としているからです。

この土台があいまいなまま進むと、その後の学習がどんどん苦しくなってしまいます。

英語が得意な生徒はルールを整理している

英語が得意な生徒は、英文を一つひとつ丸暗記しているわけではありません。

例えばbe動詞を学ぶと、

  • 否定文はbe動詞の後ろにnotをつける
  • 疑問文はbe動詞と主語を入れ替える
  • 応答文はYesかNoで答える

というルールを理解します。

すると、

Are you ~ ?

Is he ~ ?

Are they ~ ?

という英文が出てきても、基本的には同じルールだと分かります。

一般動詞でも同じです。

  • 否定文はdon’t
  • 疑問文はDo ~ ?
  • 応答文はYesかNo

というルールが理解できると、

doesやdidが出てきても考え方は変わりません。

さらに助動詞や現在完了形を学んだときも、

「否定文や疑問文の作り方はbe動詞の文と似ているな」

と整理できる生徒は理解が早くなります。

英語が得意な生徒ほど、新しい知識を前に習った内容と結び付けながら学習しているように感じます。

「三人称」が最初の大きな壁になる

中学1年生が苦労する内容の一つに「三人称」があります。

授業で三人称という言葉が出てくると、

「一人称は1人、二人称は2人、三人称は3人のことですか?」

と聞かれることがあります。

もちろん違います。

しかし、生徒の立場で考えると、そのように解釈してしまうのも無理はありません。

英語では、

Iやweが一人称、youが二人称、それ以外が三人称です。

HeやSheだけではなく、人の名前や動物、物も三人称です。

Tomも、my fatherも、a dogも、a pencilも、すべて三人称です。

そしてTom and Kenも、theyも、applesも、複数形の三人称です。

大人から見ると簡単なことのように思えますが、生徒たちはこうした新しい考え方を理解しながら学習しています。

三人称単数現在形で苦手意識を持つ生徒も多い

中学1年生の英語で、苦手意識を持つ生徒が増える単元の一つが三人称単数現在形です。

「動詞にsをつける」

というルールは知っていても、

「この主語は三人称単数なのか」

を判断できない生徒は少なくありません。

Tomならつける。

My fatherもつける。

The dogもつける。

でもTom and Kenならつけない。

こうした判断が必要になるからです。

そのため、英語の教科書では三人称単数現在形を少し後ろに配置し、それまでにcanやwant toなど、動詞を原形のまま使える表現を先に学習する構成も見られます。

それだけ三人称単数現在形は、多くの生徒が苦労する単元なのです。

英語の仕組みが分かると学習が楽になる

英語の学習には暗記が欠かせません。

単語も覚えなければなりませんし、不規則変化なども覚える必要があります。

ただ、暗記だけでは限界があります。

英語が得意な生徒は、

「これはbe動詞の文」

「これは一般動詞の文」

「これは前に習ったルールと同じだな」

というように、英文の仕組みを理解しながら学習しています。

中学1年生の最初に学ぶ内容は、その後の英語学習の土台になります。

生徒たちを見ていると、つまずくポイントは一人ひとり違います。

be動詞と一般動詞の違いかもしれません。

三人称という考え方かもしれません。

あるいは、疑問文や応答文のルールかもしれません。

だからこそ大切なのは、「覚えていないこと」を探すのではなく、「どこで理解が止まっているのか」を見つけることです。

つまずいている場所が分かれば、英語は必ず前に進めます。

もし今、英語が難しく感じ始めているなら、「できない」ではなく「どこがわからないのか」、「なぜそうなるのか」というルールにも目を向けてみてください。

その積み重ねが、英語を得意科目にする第一歩になるはずです。


個別指導Palette

横浜市西区・戸部エリアの個別指導塾。
中学受験・高校受験・大学受験に対応。

一人ひとりに合わせた個別指導で、
「わかる!」から「できる!」までつなげる授業を大切にしています。

無料体験授業はこちら
夏期講習はこちら
1学期・前期期末テスト対策はこちら


中学・高校・大学受験にも強い塾

tel.045-548-9667

平日 14:00~21:00 / 土曜 13:00~18:00 / 日曜 休塾日